荒野の おおかみ

様々な夢見のうちに老いてゆく

遠藤「沈黙の声」読了

04/27(木)
  耳栓を装着。
  定例の03時~04時の上階からの攻撃はなかった。
  04時前に小用に1度起きたのさえなければほぼ熟睡したと言え
  る。
  04:23起床。
  寒いので暖房。
  遠藤沈黙の声=30分22頁(-p220)。
  阿部現政と学=30分10頁(-p213)。
  遠藤沈黙の声=30分18頁(-p238)。
  山之内MW入=30分11頁(-p204)。
  S市役所地下食堂(81。カレーライス(味噌汁付き)\480)、
  M生協St店(330。夕食等 \856)、
  往復自転車、暑い、
  階段昇りで右膝が少し痛む、12:35帰宅。
     

  遠藤周作『沈黙の声』(2017 青志社)=41分39頁(読了。
  5日かかった。M図書館より借りもの。エッセイ8篇を収録。
  冒頭の表題作「沈黙の声」が最も長く、全体の3割ほどある。
  1966年の「沈黙」刊行後26年を経て著者が自作について語った
  もの。フェレイラは実名で登場させたがロドリゴは仮名である
  理由。最初に考えたタイトルは別のもので新潮社の提案で「沈
  黙」となったこと。著者の意図は「神は沈黙しているのではな
  く語っている」という点にあったが、世間は皆「神の沈黙を描
  いた作品だ」と受け取ったこと。ロドリゴが拷問ののち踏み絵
  を踏んだ翌朝「鶏が鳴いた」という場面は聖書中の有名なエピ
  ソードを踏まえた文章であるが、殆どの読者はそれが分からな
  いこと。ロドリゴらが転んだのはその信仰が本物でなかったか
  らだとの意見に対しては著者は激しい怒りを示している。
  最後の「小さな町にて」では、日本の風土には母の宗教(許す
  宗教)しか育たない、という著者の主張が現場の教会では殆ど
  理解されないという記述に著者の絶望が現れている、と私は見
  た)。
  ネットサーフィン(PC)1時間15分。
  大塚仏語入=40分1頁(-p63)
  《計 101頁》

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